2008年9月30日火曜日

旧神保町日記より転載

平成20年9月27日
 
 今日は、専門用語というか私の業界の符丁のお話です。

 コンピュータエンジニアなんぞを長くやっていますと、いわゆる業界用語を、普通の言葉なのかどうなのかが、良く分からなくなります。
 特にうちの業界は、歴史が新しくて、カタカナ用語が多いので、一般には通じない言葉が多いですし、いいかえが難しいので、つい、というところもあります。(気をつけるようにはしているのですが、なかなか、むずかしい・・・)

 まず、コンピュータ一般のことを「マシン」と呼びます。これはもう、私には完全に染みついていますね。
 「そろそろマシンを買い替えよう」のように使います。
 ちなみに、かのIBMはInternational Business Machinesの頭文字で、事務機器の会社からスタートしたと、かつてこの業界の先輩に教わりました。

 コンピュータを起動することを、「マシンをたちあげる」「マシンをあげる」といいます。これは、「起動する」という言い換えができますが、なかなか身につきません。

 逆に終了させるのは、「落とす」です。意図せずに終了してしまった場合は「あ、落ちた・・・」と言います。

 昔いた会社で、新人さんに電話で指示を出して、「じゃぁ、最後にマシンを落としてね!」と言ったら、電話の向こうで、息を呑むような感じを受けました。おいおい・・・

 「パッチを当てる」というのは、言い換えがとても難しいです。
 修復プログラムを適用する、変更プログラムを適用する、バージョンアッププログラムを適用するということなのですが、
 「最新のパッチ、当てといてね~」といったほうが、ピンときます。

 バグ、デフォルトはひょっとしたら、皆さんもよく耳にするのではないでしょうか?(特に私と話しているとき)。
 バグというのは、虫の英語で、世界最初のコンピュータが不正な動き(この表現も業界用語かなぁ)をした原因が、回路に蛾がとまって回路をショートさせたことが原因で、その蛾を取り除いたら、正しく動いたところから、不正な動きをすることをBug(バグ)、不正な動きの原因を取り除くことをDebug(デバッグ)と呼ぶようになった、らしいです。

 回路に蛾がとまるというのをイメージできないですが、エニアックと呼ばれる最初のコンピュータは、体育館の中に作られた回路むき出しの巨大な装置だったそうですから、筐体(キョウタイ:外箱)はありませんでした。そりゃ、虫も寄ってくるわな。

 「ここ、バグってるよ」などと使用します。
 なお、かつてお世話になった都市銀行では、毎年新年には、「マシン」に「虫除けのお札」を貼っていました。

 デフォルトは、辞書を引くと債務不履行、手抜きなどと出ていますが、「初期値」のことです。
 いろいろな場面で使われますが、画面が表示されたときにすでにセットされている値がデフォルトです。

  「デフォルトに当日入れておいた方が、いちいち入力する手間が省けるよね!」というのが使用例です。

 これ以外にもいくらでもありますが、続きはいずれ。

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