2008年10月2日木曜日

靴ひものこと

 今日は、私の本当の趣味といってもよい靴ひもについてです。

 実は、私の実家は婦人靴の製造および小売りをしておりました。小売りの方は20年ほど前に、製造の方は、父が他界する1年ほど前に商売をたたんでおりますので、ぜひ私どもの靴を!とお勧めるすことはできないのですが、私が「靴屋の小倅(こせがれ)」であることは間違いありません。

 今の弊社は、スーツ着用を義務付けられておりませんので、革靴を履く機会はずいぶん減りましたが、かつては、毎日のようにスーツにネクタイ姿で、必然的に革靴を履いていたわけです

 子供の時分は家には、靴のさまざまな材料から始まり、加工されたパーツ、半製品、完成品と一通り必ずあったわけです。
 さらに、東京の下町にある町工場というかほぼ家内制手工業+通いの職人さんという家でしたから、子供にも、いろいろと手伝いをさせるわけです。
 といっても、もちろん靴が作れるわけではありませんから、出来上がった靴に靴ひもを通す作業と、磨き上げる作業の手伝いは、良くさせられました。
 (今思えば手伝いになっていたかどうかは疑問ですが・・・)

 なので、靴を磨くということは、結構得意ですし、靴磨きに関するうんちくは、それは一晩でも語れます。ただ靴磨きに関するうんちくは、いろいろと本が出ていたり、雑誌に載っていたりしますので、今日は靴ひもについて、ごく簡単に。

 紳士靴と婦人靴では、少し事情が違い、婦人靴の靴ひもは、紐靴が婦人物には少ない割には、様々なバリエーションが、可能です。一方紳士靴(スニーカーなどのカジュアルなものを除きます)では、次の三つのバリエーションが基本になります。
  • 丸紐
  • 平紐
  • リボン
 普通の方は、丸紐の靴の場合が圧倒的に多く、平紐はまぁ少ない、リボンの靴ひもを日常で使う方は希少というか、多分いないと思います。

 ジョン・ロブという有名なブランドの靴で、リボンを靴紐にしている商品がありますが、当然ドレスアップしたパーティ用を前提にしています。ちなみにジョン・ロブの靴は、常識人なら絶句する値段が付いています。(ちょっと前まではもう少し常識に近い値段だったのに・・・)

 靴紐にも当然カラーバリエーションがあります。
  • 濃茶(ダークブラウン)
  • 薄茶(ライトブラウン)などなど
 原則は、靴の色(正確には甲革(こうかわ)の色)と同じ色ということになりますが、たとえば靴がエーコン(どんぐりの上部のように、うすいベージュにうす緑が入っているという気がしないでもないような色)の場合、同じ色の靴ひもというのは、普通ありませんし、あったとしても逆に不釣り合いなので、同系統の色の濃い目を合わせることになります。

 ファッションとして、ぜんぜん違う色を合わせるのもありだと、個人的には考えていますが、センス次第でしょうねぇ・・・

 靴ひもは、ある程度の時間の経過で、交換した方が良いです。靴本体に比べて、耐久性は落ちますので、ほっておくと切れてしまうことになります。靴ひもが切れるというのは、やはり不吉ですよね。

 なので、交換用の靴ひもが売っています。これがピンからキリまでありあます。
 さっきふれたジョン・ロブやエドワード・グリーンといった高級ブランド既成靴、あるいはオーダーメイドなどに使われている紐は、それはもうしっかりしていますし、結びやすい、ほどけにくいと、いいことづくめです(たぶん)。ただし、高価です。一組(つまり2本)の値段で、CDが買えたりします。

 一方、安価なものは一組10円とかで入手できる場合もあります。(経験則では、すぐへたり、すぐ切れますが)

 靴ひもを交換すると、靴がそれなりに、馴染んでいい感じになっているのに対して、紐がいかにも新品という感じで、「こっぱずかしい」感じがします。手間でなければ、交換する前に、水洗いをして、乾かしてからの方が、いいと思います。あと、交換する際に、普段磨けない紐回りの部分を磨くとよいでしょう。

 そうそう、靴ひもにもサイズがありますので、買い求める際は、お気をつけください。当然靴のデザインで紐の最適サイズは違います。
 あと、丸紐がついていた靴を平紐に交換すると、結構靴の表情が変わります。ファッションの一環として楽しむ方もいらっしゃいます。

 で、かけ方ですが、
  • パラレル
  • オーバーラップ
  • アンダーラップなどなど

あります。かけ方はいずれまたの機会に。

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